第1回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
贈呈式
- 2007年10月31日(水)午前11時より、東京・丸の内のクラブ関東にて、第1回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式を開催いたしました。この賞は文字・活字文化振興法の理念に則り、読書推進と文字・活字文化振興に貢献し、業績をあげられた学校及び地方自治体・団体・個人に贈られるものです。
- 全国出版協会 田中健五会長の挨拶
- 田中健五会長の挨拶
- 贈呈式は、全国出版協会顧問で出版文化産業振興財団理事長を務める肥田美代子氏の司会で進行。挨拶に立った全国出版協会・田中健五会長は「受賞者はその賞のステータスを高める役割がある。今後の活躍を期待したい」と述べられました。
- 贈呈式
- 上瀧理事長より贈呈
- 選考顧問・植田康夫氏より選考経過が報告された後、賞の贈呈が行われ、田中会長、上瀧博正理事長、選考顧問の井出孫六氏より各賞受賞者に表彰状及び副賞が贈られました。
- 選考顧問 阿刀田高氏の挨拶
- 阿刀田高氏の挨拶
- 続いて、選考顧問で、日本ペンクラブ会長、文字・活字文化推進機構副会長の阿刀田高氏より祝辞が述べられ、「日本の文化を支えているのは読書」と読書のすばらしさを強調するとともに、その出版文化の土台を支える方々を称え、次代を担う世代を培っていく大切さを訴えられました。
- 受賞者挨拶
- 受賞者の方々
- 受賞者挨拶に入り、「朝の読書大賞」小学校の部で受賞した葛飾区立上平井小学校の渋谷英一校長は、いじめや不登校など生活指導上の課題から「朝の読書」を始め、3年後に子どもたちが変わった成果について、中学校の部受賞のおいらせ町立木ノ下中学校の福沢周治校長は、教師が職員会議のために「朝の読書」の時間に不在にしたときから生徒が騒がしくなり、全校で再建にあたった苦労について、高等学校の部受賞の熊本県立第二高等学校の源島真一郎校長は、早朝学習に加えて始めた「朝の読書」の継続性とその成果について述べられるとともに、それぞれ今後も取り組みを継続したいと、受賞の喜びをスピーチされました。
- 「朝の読書」の最初の実践者として特別賞を受賞した大塚笑子氏は「小中高全ての学校に朝の読書を広めていきたい」と力強く挨拶されました。
- 「文字・活字文化推進大賞」を受賞した2団体のうち、茨城県大子町の綿引久男町長は、「読書のまち」宣言と、幼児から高齢者までを含めた「家読(うちどく)」の取り組みによる家庭コミュニケーションの実践、読書を通じた心の豊かさを育てる町づくりについて抱負を述べられました。高岡らっこの会の津幡敬子会長は、ボランティアによるブックスタート事業を文苑堂書店の支援により始め、市の補助金を得るまでに至った経緯についてお話しされました。
- 以上をもって式は終了、会場を大ホールに移して祝賀会が催されました。
- 祝賀会
- 朝倉邦造氏の挨拶
- 乾杯の挨拶に立った高橋松之助記念顕彰事業実行委員長で、朝倉書店社長の朝倉邦造氏は、朝倉氏の父(朝倉書店前社長、故朝倉鑛造氏)と故高橋松之助氏が大親友であったことや本賞の設立経緯に触れた後、受賞者の方々に向け「地元に帰られて、ますますがんばって欲しい」と激励、多くの関係者が受賞者を囲んだ賑やかな祝賀会が催されました。
【お問い合わせ先】
- 公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
- 〒162-8710 東京都新宿区東五軒町6-24
- TEL:03-5225-9711 FAX:03-3266-1855