第14回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」贈呈式

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第14回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
贈呈式

公益財団法人高橋松之助記念顕彰財団が主催する第14回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が、10月25日午前11時より東京・千代田区の出版クラブビルを会場に、受賞者とオンラインでつなぐ形で行われました。

: オンライン贈呈式の様子

浅野純次理事長の挨拶

: 主催者挨拶　浅野純次理事長

はじめに高橋松之助記念顕彰財団理事長の浅野純次氏の主催者代表挨拶があり、「昨年は中止を余儀なくされた本顕彰事業でありますが、本日無事贈呈式を行えることに感謝します。コロナ禍のなか、様々な工夫をして読書推進活動を継続している受賞者をはじめとする全ての皆さまに敬意を表します。」とお祝いの言葉を述べられました。

選考経過報告・賞贈呈

: 選考経過報告　原常務理事
: 賞贈呈「朝の読書大賞」
: 賞贈呈「文字・活字文化推進大賞」

財団常務理事の原正昭氏より選考経過の報告がなされた後、賞の贈呈が行われ、「朝の読書大賞」は選考委員の柳楽節雄氏より、「文字・活字文化推進大賞」は選考委員で金の星社社長の斎藤健司氏より、各受賞者に表彰状が贈られました。

受賞者挨拶

: 受賞者挨拶　中津市立下郷小学校　若杉正明校長
: 受賞者挨拶　関西創価中学校　池田勝利教頭
: 受賞者挨拶　愛知県立豊田高等学校　櫛田敏宏校長
: 受賞者挨拶　岡山放送　中静敬一郎社長　篠田吉央アナウンス室主任

「朝の読書大賞」受賞者の中津市立下郷小学校の若杉正明校長は、「この度は名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございました。教職員や子どもたちと受賞の喜びを分かち合い、地域の方々からもお祝いの言葉をたくさんいただきました。本校では2005年から朝の読書を行っています。読み聞かせや家読など、“本好きな子どもになってほしい”という思いから地域・家庭と連携し、様々な取り組みを行ってまいりました。11月には図書集会を計画し、PTAの広報誌でも取り上げていただく予定です。今後も活動を続けてまいります。」と述べられました。
学校法人創価学園　関西創価中学校の池田勝利教頭は、「明年、開校50年を迎える本校では『健康な英才主義』『人間性豊かな実力主義』を創立の精神として掲げ、日々の教育に取り組んでおります。その豊かな人間性を育む柱となるのが読書です。読書の思索は青年の知性を鍛え上げ、人生観世界観を確立し、青春の嵐を乗りきるための貴重な精神の糧となります。本校では2002年より始めた朝の読書を核に、ビブリオバトルなど様々な読書活動を行っておりますが、受賞を機にさらに発展していくよう励んでまいります。」と述べられました。
愛知県立豊田高等学校の櫛田敏宏校長は、「本校は1999年から『朝の読書タイム』を開始し、今年で23年目になります。毎朝8時50分から9時までの10分間、生徒も担任も副担任も静寂の中で活字を追います。この10分間の読書が生徒の言語活動の土台、豊かな心の土台となっていると確信しています。教職員と「朝の読書」の意義を共通認識として確認しながら長年継続してまいりました。受賞を励みにさらに読書活動を発展させ、『読書と言えば豊田高校』と言われるような学校にしてまいります。」と述べられました。
「文字・活字文化推進大賞」を受賞した岡山放送株式会社の篠田吉央アナウンス室主任は、「2011年より始めたアナウンサー出張朗読会ですが、10年の継続により放送エリアである岡山・香川両県の全市町村の訪問を達成しました。その間の西日本豪雨被災や新型コロナウイルス感染拡大などを経て『誰一人取り残されない読書環境の実現』を目指し、社会的な問題への様々な取り組みも行ってまいりました。」と述べ、続いて中静敬一郎社長は「地域住民に有益な情報と地域の魅力を発信し、文化の向上に貢献することが地域メディアの使命と考えています。本日の受賞は弊社の出張朗読会をさらに発展させる大きな励みになります。」と述べられました。
以上を持ってオンライン贈呈式は終了いたしました。